傷があるロレックスでも買取可能!傷の程度による査定額への影響は

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ロレックス(ROLEX)といえば、スイスの高級時計メーカーとして世界中に知られる存在です。リセールも盛んで、中古品を売ったり買ったりするのはごく当たり前のこと。中古品でも価値が落ちにくいことも知られています。

ロレックスの売却を考えたとき、気になるのはやはり「いくらで売れるのか」ということです。ロレックスに付いてしまった傷が買取価格にどう影響するかを解説します。

ロレックス買取時の査定基準ポイント

ロレックスを買取査定に出すと、さまざまな観点から価値が判断され、そのうえで買取金額が決まります。まずはどのようなポイントが価格に影響するのかをチェックしておきましょう。

アームのエッジ破損

長期間に渡って使い込まれた時計は、次第に金属のエッジ(縁の部分)が取れて全体的に丸みを帯びていきます。川の上流にあるゴツゴツとした岩が、下流に流されるに従って角が取れ、丸くなっていく様子を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。時計のエッジはそこまで急激に変化するわけではなく、削れる量としてはほんのわずかですが、エッジが丸くなると腕時計が持つシャープな印象が薄れてしまいます。

高級腕時計は、金属をスパッと切断して極限まで磨き上げたようなシャープさが魅力のひとつです。したがってエッジが取れてしまっていると査定面ではマイナスになります。

風防ガラス

無職透明の風防ガラスは、時計の機能が凝縮されたパーツであり、なおかつ繊細な細工が施されている文字盤を守るためのものです。普段からよく目にする部分ですので、ガラス面に傷が付くと特に気になる部分でもあります。

ロレックスの風防に使われているサファイアクリスタルは、サファイアガラスなどとも称されますが実際にはガラスではありません。宝石のサファイアと同じ構造を持つ人工物で、ガラスと比較すると非常に硬くて傷が付きにくいという特徴があります。

しかし絶対に傷が付かないというわけではなく、場合によっては風防のエッジが欠けてしまったり、目で見てわかるような傷が付いてしまったりすることは十分にあり得ます。また、かなり強い衝撃が加われば割れてしまうことも。割れはもちろんのこと、指先や爪の先で触ってみて引っかかりを感じるような深い傷は査定ダウンに大きく響きます。

ブレスレット

ブレスレットは腕時計を巻き付ける部分です。金属製のブレスレットは一見消耗しないようにも見えますが、使い続けているうちにコマとコマの間が広くなり、緩んできます。こうなると、腕に付けた際に「以前よりも緩くなった」と感じるだけでなく、見た目にもハリが失われクタッとした印象になります。時計をヨコ向きに置いたときに自立しないほどに緩んでしまうと、査定にはマイナスです。

また、他の金属パーツと同じく傷が付くこともあります。時計正面の傷ほどは目立たないとはいえ、マイナス要因であることに変わりはありません。

ベゼル

ベゼルは風防ガラスをぐるりと取り囲んでいる円状の部品です。腕時計の見た目のイメージを大きく左右するものですので、ブランドの特徴として取り上げられることも少なくありません。ベゼルそのものに機能が備わっているモデルもあります。ここが激しく傷付いていたり、本来あるべきパーツが取れてしまったりしていると査定はマイナスになります。

また、回転するベゼルの場合は、滑らかに回すことができるかどうかも確認ポイントです。隙間にホコリやゴミが入っていると正常に回らないことがあり、査定に響きます。頑固な汚れがこびりついてしまうと清掃しづらい部分でもあるので、スムーズな動きをキープするには日々のお手入れが重要です。

ダイバーズウォッチのベゼルには逆回転防止機能が搭載されていますが、故障すると逆回転してしまうことがあります。これは機能性の根幹に関わる部分ですので、査定では大きなマイナスとなります。

プッシュボタン

側面に出っ張っているプッシュボタンは、ストップウォッチ機能を使うためのものです。プッシュボタンが付いているモデルはゴツゴツとしたハードな印象が魅力。もしもプッシュボタンが取れてしまっていれば大きなマイナスです。

操作した際に正常に動作するかどうかが重要なポイントであるのはもちろんのこと、スムーズに押すことができるどうか、押したときの感触もチェックされます。押し込む際に違和感があるのはよくありません。プッシュボタンは指でよく触れる部分ですので、さまざまな要因により劣化しやすいといえます。ボタンそのものが錆びていたり、わずかな隙間に汚れやホコリが付着していたりすると、動作不良の原因となりマイナス要因となります。

文字盤

文字盤は腕時計の顔ともいえる部分です。デザインやカラーもさまざまで、時計そのものの印象を決めると言っても過言ではありません。文字盤は常に日光にさらされているため、紫外線によって劣化しやすい部分です。洋服や自動車は日光に長時間さらされると色褪せてしまいますが、時計の文字盤にも同じことが起こるというわけです。

また、インデックス(文字盤に配置されている時間を示す印や数字)が外れている、ヒビが入っている、傷が付いている、針が曲がったり折れたりしているといったこともマイナスになります。

過去にロレックスで文字盤を交換したことがある時計を売却する場合は、交換の際に発行された書類や返却された部品が残っているかも確認しておきましょう。一緒に査定に出すことでプラスになる可能性があります。

リューズ

クラウン型のリューズは、時刻の調整・修正のために欠かせない重要な部品です。最もオーナーに操作される部品でもあり、複雑かつ精巧な時計内部の機構に人間が干渉できる唯一の部分ともいえます。それゆえに摩耗しやすいことは否めません。査定ではリューズが正常に動作するか、グラグラしていないか、操作したときに違和感がないかといった項目がチェックされます。

時計と中と外を繋ぐ役割をしている以上、リューズの不具合は内部にも少なからず影響を与えます。例えば隙間ができたことでグラついている場合、内部に水分や外気が入り込みやすくなり、それによって致命的な故障が発生しかねません。高額買取を目指すなら、リューズの状態を常日頃からチェックしておくといいでしょう。また、リューズを交換した際は書類などを残しておくと、査定時にプラスになる可能性があります。

オーバーホール

ロレックスに限らず腕時計は毎日身に着けて使うものですので、年月とともに自然と消耗・劣化します。ロレックスはそうそう壊れるものではありませんが、メーカーも定期的なオーバーホールを受けてメンテナンスすることを推奨しています。オーバーホールのメリットは、時計の精度と防水性能をキープできることです。さらにロレックス公式のオーバーホールを受けた場合は、基準を満たさなくなった部品も交換してもらえます。

きちんとオーバーホールされた状態のいい時計は、業者側でのオーバーホールが不要でそのまま再販売できるため、当然のことながら買取額が高くなります。もし1年以内にメーカーが公式に提供するオーバーホールを受けていた場合は、査定面でさらにプラスに働く可能性もあるので、その際に発行される保証書などの書類は必ず残しておきましょう。

ただ、査定額アップを狙ってオーバーホールを受けるのはおすすめできません。ロレックスのオーバーホールには数万円の費用がかかりますが、査定額がその費用を上回るほどプラスされるとは限らないからです。8万円かけてオーバーホールしたとしても、それにより査定額が2万円しかアップしなければ最終的に赤字になってしまいます。多少状態がよくないとしても、そのまま査定に出すことをおすすめします。

製造年式

年式はオーナー側ではどうすることもできないものですが、買取価格に影響する要素のひとつです。ロレックスは、同一モデルであっても作られた時期によって若干のマイナーチェンジが施されていることがあります。長く製造されていたモデルにはよくあることで、年式によって価値が異なり、査定額が数万円違ってくることも。仕様の差の他、マーケットでのレアリティーが高いかどうかによっても変わってきます。

ロレックスの製造年式は保証書の情報から推測できる他、2010年以前に製造されたものであればされたシリアルナンバーからおおよそ知ることが可能です。

「傷」の損傷度による買取価格への影響

普段から身に着けて使う腕時計は、どれだけ気をつけていても傷が付くもの。ロレックスは頑丈な作りが魅力の一つですが、いつまでも買ったときのピカピカのままというわけにはいきません。買取に出すときに、時計本体に付いた傷がどの程度査定に影響するかを解説します。

軽度〜ごく小さな傷

まずは日常生活で付いてしまう微細な傷についてです。金属部分に付いた軽く擦ったような擦り傷や、よく見ないとわからない細かな傷は、査定金額にほとんど影響しません。これらの傷は研磨することで取り去ることができるからです。研磨とは金属の表面をごく薄く削り取ることで、研磨することで新品同様に傷ひとつないピカピカの状態になります。

中度〜目視ではっきりとわかる傷

次に、硬いものにぶつけるなどの強い衝撃によって付くような、やや目立つ傷です。ひと目見てはっきりとわかるような傷は研磨をしても完全に消すことができません。傷を薄くすることはできるものの、完全な修復が難しいとなると、当然のことながら査定金額に影響してきます。また、風防ガラスに付いた傷も5,000円から数万円程度のマイナスとなります。

重度〜傷だらけ

最後に、影ができるほど大きく凹んでいる傷やパーツの欠けです。ロレックスは非常に耐久性のある素材が使われているため、よほどのことがない限り深い傷が付いたり欠けたりすることはありません。こうなると見た目からも傷だらけという印象になり、ロレックスとしては正常でない状態といえるので査定面では大きなマイナスです。ただロレックスは部品だけでも価値があるものですので、買取は可能です。

買取時には附属品や同梱物も持参する

買取額をアップさせたいなら、時計本体のみならず付属品も保存しておき、査定依頼時に持っていきましょう。ロレックスを購入すると付いてくる付属品・同梱品はそれだけでも価値があるものですので、あるのとないのとではかなり金額が変わってきます。査定に影響を与える付属品リストはこちら。

  • ・外箱
  • ・内箱
  • ・保証書
  • ・タグ
  • ・取扱説明書などの冊子
  • ・ベルトの余りゴマ

ただ、これらの品々はあくまでも付属品ですので、売却時に絶対に必要というものではありません。時計本体のみでも買取は受け付けてもらえます。査定金額に影響があるというだけです。

傷が入ったロレックス時計でも査定可能です

時計に付いてしまった傷は、見た目の美しさや輝き、シャープな印象に影響を与えるものです。浅い傷や小さな傷は研磨によって綺麗にすることができ、査定にはほとんど影響がありません。また、大きな傷がある場合でも諦めないでください。

ウォッチニアン買取専門店では、細かな傷が付いたロレックスはもちろんのこと、大きな傷が付いたものや傷だらけになってしまったロレックスに関しても買取査定を行っています。売却をお考えの際はぜひご相談ください。

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