【2021年版】ロレックス定番モデル一挙紹介!初めて買うならおすすめのシリーズも紹介
高級時計の代名詞「ロレックス」は誰もが知っている憧れのブランドではないでしょうか。
ロレックス投資という言葉もあり、売却の際には買った時以上の価値が付くケースも。興味がある人はたくさんいると思います。
ネームバリューは抜群に浸透していますが、いざ初めてロレックスを買うとなると種類もモデルも価格もたくさんあって「?」となっていませんか。初心者が初めてのロレックスを選ぶにあたっては、疑問や迷いだらけかと思います。
今回は、ロレックスにはどんな種類があるのか?初めて買うならどのモデルがよいのか?などについて解説します。
ロレックスの種類について知りたい方、初めてロレックスの購入を検討されている方はぜひ参考ください。
ロレックスは大きく2種類に分けられる
ロレックスには、実に多彩なラインナップがあり、デイトナ、エクスプローラー、サブマリーナー・・・など名前を見聞きしたことがあるかと思います。
300モデル以上ともいわれる膨大な数のロレックスの腕時計達は、大きく分けるとスポーツウォッチ、ドレスウォッチの2種類に分けることができます。
- スポーツモデル(プロフェッショナル)
- ドレスウォッチモデル(クラシック)
ステータス性、信頼、品質などあらゆる面で唯一無二の価値を誇るロレックス。安くても50万以上、100万円を超える価格のものが多く、手にできるのは成功者の証ともいわれています。
シリーズや素材などによって価格もさまざまで、入手困難なものもあります。着用シーンに合わせたとっておきのロレックスを考えてみてください。
スポーツウォッチ(プロフェッショナル)
海や山などのアウトドアでの使用が可能なロレックスをスポーツウォッチ(プロフェッショナル)といいます。激しい環境で使うことをイメージして作られており、耐久性や防水性に優れています。
スポーツウォッチは男性的でスポーティなデザインが多いですが、普段使いしても違和感がありません。近年のロレックス価格高騰はこのスポーツウォッチが牽引し、日を追うごとに入手困難な事態となりつつあるようです。
スポーツウォッチの中でも陸・海・空と3つのコンセプトがあり、以下で紹介します。
デイトナ
ロレックスのスポーツモデルの中で高い知名度と圧倒的な人気を誇るKING OF ROLEX、それがデイトナです。
陸系モータースポーツをターゲットとして開発されたロレックス唯一のクロノグラフ搭載モデルのデイトナは、1963年にファーストモデルが発表されました。
日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパなどでもデイトナの人気の高さは絶大で、ここ十数年衰えることはありません。その中でも60年代~70年代のヴィンテージモデルの市場相場価格の高騰は凄まじいものがあります。
現行の定番モデル116500LNはケースサイズ40mm、アンティークのプラスチックベゼルを彷彿とさせるブラックセラミック製のモノブロックセラクロムベゼルが搭載されています。
ブラックセラミックを使用することで耐蝕性と耐傷性が向上し、紫外線による影響が受けにくい仕様となっています。タキメーターはプラチナの薄い層でコーティング(PVD加工)され、目盛りの視認性が格段によくなりました。
旧モデルはRef.116520、Ref.16520、ケースサイズは共に40mm、ムーブメントはRef.116520が現行と同じロレックス製自社ムーブメントCal.4130。
Ref.16520にはゼニス製の「エルプリメロ」をロレックスがチューンアップしたムーブメント Cal.4030が搭載されています。
デイトナには定番のステンレス素材モデルから、金無垢素材、更に文字盤、ベゼルなどバリエーションがとても豊富です。デイトナは超品薄状態が続いており希少性が増すばかりです。旧モデルの人気が落ちにくいのもデイトナならではの特徴といえます。
サブマリーナー
ロレックスの王道モデルといわれることが多くまさにロレックスを代表するスポーツモデル。
1953年に発表した世界初のダイバーズウォッチ、それが海系のサブマリーナーです。
1980年代には発売当初100mだった防水性能を300mまで伸ばすことに成功。サファイアクリスタルガラスや逆回転防止ベゼルの採用により、機能性が劇的に向上しました。ケースサイズ40mm、シンプルなフェイスはカジュアルだけでなくビジネスシーンでも嫌味がありません。
ノンデイトにはRef.124060、Ref.14060M、Ref.14060、その他多くのリファレンスが存在しますが、デイト付きモデルと同様に人気が高く現行モデルはすべてプレミア価格となってしまいます。
ケースサイズは旧モデルも40mmで、デイト付きに比べてノンデイトはスマートな印象があります。
シードゥエラー
サブマリーナーと同じく海系の上位シリーズ、シードゥエラー。深海への潜水用に開発され、ロレックス社の最新技術や究極の防水性能が結集した最強のダイバーズウォッチとして支持されています。
1967年頃サブマリーナーの上位モデルとして発表され、サブマリーナーの2倍以上の防水性能(610m)誇るこのモデルは「シードゥエラー(海の居住者)」と名付けられました。
現行モデルのシードゥエラーは水深4,000フィート(1,220m)までの防水性能を実現、ディープシーに関しては水深12,800フィート(3,900m)もの驚異的な防水性能を誇ります。その驚異的な防水性能は、ケースサイズ44mm、厚さ18mm、重量は約220g(対してサブマリーナーは約148g)、ケースサイドには飽和潜水時に自動でヘリウムガスを排出する特殊機構「ヘリウムガスエスケープバルブ」を装備することによって実現されています。
旧モデルはRef.16600、ケースサイズは40mm、防水性能は4,000フィート(1,220m)と変わりませんがサイクロップレンズ(日付拡大レンズ)は使用されていません。
しかしここまでハイスペックな機能は、日常生活では正直必要ありません。ではなぜこれほどまで人気があるのか?それは厚みの増した迫力あるオイスターケースの放つ圧倒的な存在感です。ずしりと重いその重量感は装着するたびにオーナーを満足させることでしょう。
風貌はサブマリーナーと大きく変わらないため、カジュアルだけでなくビジネスでも嫌味なくお使いいただけます。
ヨットマスター
1992年に発表されたスポーツラインの中でもクルーザーやヨットを楽しむセレブリティにターゲットを絞ったハイエンドモデル。サブマリーナ、シードゥエラーと続き海系の3つ巴として高い人気を集めています。
ダイバーズウォッチの括りではあるものの、防水性はサブマリーナやとシードゥエラーまでいかず、本格的なダイバー向きではありません。マリンスポーツ向きで、ラグジュアリーに特化したマリンウォッチといえます。
ロレックスのスポーツモデルの中で唯一オールステンレスモデルを採用していないことからも、その位置付けが伺えます。ロレジウムはSSベルト、ケース仕様でありながら、立体的にエンボス加工された独特なデザインのベゼルと文字盤にはプラチナ素材を使用、針にはWG(ホワイトゴールド)を使用しています。
ヨットマスターは、スポーツモデルで唯一メンズ・ボーイズ・レディースの3サイズを展開しており(2014年以降はレディースサイズが終了しメンズ、ボーイズサイズのみ)、ペアウォッチとしても人気が高いシリーズです。
2016年に発表されたサンレイ仕上げのダークロジウムダイヤルを使用したモデルは現在ヨットマスターの定番モデルとして根強いています。
ケースサイズはRef.116622が40mm、Ref268622が37mm。旧型のRef.16622、Ref.168622(Ref68622)ともに現行とサイズは変わりません。ご自身の腕に合ったサイズをお選びいただけます。その落ち着いた風貌からカジュアルだけでなくフォーマルでもそのスタイルを崩すことはありません。
そして唯一スポーツモデルで女性サイズを展開しているのがヨットマスターです。型式はRef.169622ケースサイズは29mm、メンズモデルと同じ素材を使用しています。現在は女性サイズの生産が終了しているため、新品での購入はできません。
ヨットマスターII
エクスプローラー、GMTマスター同様に2の展開があるヨットマスター。同じシリーズ名ですが通常のヨットマスターと機能面・デザイン面が大きく異なります。
2007年ヨットレースのスタート用にカウントダウン機能付きのレガッタクロノグラフ機構を備え、ケースサイズを44mmに拡大したヨットマスターの上位モデル「ヨットマスター2」が発表されました。
レガッタクロノグラフとはレースのスタートまでのカウントダウンを計測する機能で、最大で10分間のカウントダウンをセットすることができます。また計測が始まってからでもシグナルに合わせてカウントダウンの誤差を修正することができるシンクロナイゼーション機能も搭載されています。シンプルな操作性を実現するため、リングコマンドベゼルと呼ばれるムーブメントと連動したベゼルが開発されました。
Ref. 116680はステンレス素材を使用、Ref. 116681はPG/SS仕様のロレゾール、Ref.116688はセレブリティなYG仕様、Ref.116689は圧倒的な高級感を誇るWG/PTのコンビネーションとバリエーションも豊富です。
ヨットマスターII は、ビーチリゾートを優雅に楽しむためのヨットマスターとは違い、本格的なヨットレーサーをターゲットとしたスポーツモデルです。煌びやかでゴージャス感あふれるダイバーズウォッチとして人気を集めるスポーツモデルですが、ホワイトダイアルとブルーベゼルが清潔感を際立たせます。
ヨットマスターⅡは2007年に初めて発表された新しいモデルのため、旧モデルはありません。YGモデルが発表されてからSSモデルが登場するまでに変更があったのは針の仕様の変更程度です。
GMTマスター
ロレックス唯一のパイロットウォッチがGMTマスターで1と2の展開があります。2つの地域の時刻を同時に表示できる機能が特徴です。赤青ベゼル、青黒ベゼルといったツートーンのデザインは、とても印象に残ります。
1950年代に発表されたGMTマスターから幾度かの改良を重ね、1983年GMTマスターⅡが登場。さらに進化を遂げたGMTマスターⅡはトリプルタイムゾーンを読み取ることを可能にしました。現行のRef.116710LNはケースサイズ40mm、「ブラックベゼル」、「ブラック×ブルーベゼル」ともに目立った派手さはありませんが、グリーン(またはブルー)の24時間針はGMTマスターⅡならではの特徴といえます。
その落ち着いたフェイスは、ビジネスマンからも愛される理由の一つでしょう。旧モデルはRef.16710、Ref16700、ベゼルは「ブルー×レッド」「ブラック×レッド」などのモデルもラインナップされていて、その色使いから「ペプシ」、「コーク」と呼ばれています。ケースサイズは旧モデルも40mmで大きさは変わりません。
2022年にはレフトハンドモデルの126720VTNRが登場し大きな話題になりました。
エアキング
1940年代後半に登場したエアキングはオイスターモデルをオマージュして製造されました。一旦停止していた製造を開始した2016年以降のエアキングは、スポーツモデルとしての扱いになっています。
エアキングをファーストロレックスに選ばれる方は多いそう。その一番の理由は何と言ってもリーズナブルな価格です。全体的に高騰が続くロレックスは、100万円を優に超えているものが多く、このエアキングは100万以下価格ということでスポーツモデルの中では比較的安いほうとなります。
エアキングはデイト表示はなく、シンプルで癖の無いデザイン。カジュアルでもスーツでも嫌味がありません。そして2014年に一度終了したエアキングは2016年にRef.116900となりケースを40mmに、ムーブメントには耐磁性能に優れたCal.3131を搭載してパイロットウォッチとして復活しました。
エクスプローラー
1950年代に登場したエクスプローラー1は登山をコンセプトに開発された陸系モデルです。世界初のエベレスト登頂のために提供され、実用性や耐久性が瞬く間に話題となりました。デイト表示はなく、3針というシンプルな構造でインデックスに大きく記された3、6、9の文字は視認性に優れています。
2021年にモデルチェンジされ Ref.124270が発売されました。シンプルでスタイリッシュなエクスプローラー1は、いつの時代にもマッチします。
1971年には、機能性や耐久性、デザインが進化したエクスプローラー2が発売。
デイト機能とリューズガードが加わり、エクスプローラー1になかったスポーツテイストを強く感じるデザインとなっています。昼夜の区別をするため24時間表示を可能にし、洞窟探検をコンセプトとしたアドベンチャー・ウォッチとして開発されましたが、特筆すべき点はGMT機能が追加されたことです。
エクスプローラー2も誕生から50年の節目である2021年にモデルチェンジがされ、Ref.226570に進化しました。エクスプローラー2はシンプルな中にスポーティなアクセントが光ります。
ドレスウォッチ(クラシック)
デイトジャストなどダイヤモンドを装飾したモデルが多い通称ドレスウォッチ(クラシック)
伝統的なデザインで登場から何十年と経っていても基本的なデザインは変わっていません。
華やかでドレッシーなモデルが多い印象ですがスポーティな印象のモデルも多く存在。以前よりもドレスウォッチの人気は高まっており買取相場も上がっています。
デイトジャスト
ドレスウォッチの代表となるのは、デイトジャストです。オイスターパーペチュアルにデイトジャスト機構を加えて1945年に誕生したのが始まりです。誕生以来、基本デザインは維持しつつも素材、文字盤、カラー、ベゼル、ブレスなどのデザインバリエーションは数えきれないほど。
メンズ、レディース、ボーイズと3種類サイズが展開されてきましたが、近年では41mmの大型ケースのバリエーションも作られています。そしてデイトジャストのバリエーションは前述しましたが、文字盤の種類の多さには驚きです。ブラック、ゴールド、シルバー、ブルー、ホワイト・・・などさまざまな文字盤が存在します。
同じインデックスのケースサイズの違うモデルが存在することでペアウォッチとしての需要も増えています。こちらのモデルも幾度かマイナーチェンジはされていますが、見た目にはさほど変化はありません。
パールマスター
デイトジャストの上位モデルとして1992年に誕生した「パールマスター」は、ロレックスの中でも最上級のジュエリーウォッチです。
プラチナ、イエローゴールド、エバーローズゴールド、ホワイトゴールドの金無垢素材しか展開されていません。パールマスターの特徴といえば独特なブレスレットの形状。専用として作られた美しいフォルムが特徴的なパールマスターブレスレットは今でもロレックスファンの心を掴んで離さない最高級のブレスレットといえます。
デイデイト
ロレックスのラインナップの中で、最上位に位置する成功者が持つ「トップ・オブ・ロレックス」それがデイデイトです。1956年に誕生したこのモデルはその名のとおり3時位置にデイト表示、12時位置に曜日表示窓を備えています。
ケースサイズは少し小ぶりな36mmの「デイデイト36(Ref.118238)」と、ケースサイズ40mmの「デイデイト40(Ref.228238A)」の2つのサイズが展開され、デイデイト専用として開発された「プレジデントブレス」が装着されています。
デイデイトは、PT・WG・YG・PGの4つの素材しか展開されていませんが、文字盤素材・文字盤カラー・宝石装飾の有無で、数多くのモデルが存在します。最高峰のコレクションとして数多く展開されるデイデイトはハイクラスモデルとしてロレックスユーザーの憧れのモデルとなっています。
旧モデルはRef.18238、Ref.18038、共にケースサイズは36mm、Ref.18038は日付のみではあるがクイックチェンジ機能が搭載され操作性が向上、Ref.18238から日付に加え曜日もクイックチェンジが可能となり操作性がさらに進化しました。
2008年に登場したデイデイトⅡ(Ref.218238)はケースサイズ41mmと「デイデイト40」よりさらに大きなケースを使用していましたが、2015年に生産終了となりました。
スカイドゥエラー
世界各国を渡り歩く旅人やビジネスマンをターゲットに造られたのがスカイドゥエラーです。2012年に誕生したのでまだ歴史は浅いですが、クラシカルシリーズのハイウォッチという位置付けです。
このモデルにはロレックスが開発したサロスシステムと呼ばれる年次カレンダー機構と文字盤中央のディスクでセカンドタイムゾーンを表示させるという、ロレックス史上最高の複雑機構を誇るムーブメント(Cal.9001)が搭載されています。
(※年次カレンダーとは1年間の日付を自動的に修正して表示する機能で、2月の末日は判別しないため、「3月1日」の1回のみ日付を手動で変更する機能で、パーペチュアルカレンダーとも呼ばれています)サロス年次カレンダーのシンプルなつくりは複雑機構を持つ時計の堅牢性、メンテナンス性を向上させ、操作性は「リングコマンドベゼル」によって素早く簡単に設定することができます。
2017年からは金無垢モデル以外にも待望のステンレスモデルが加わりました。現行モデルのRef.326934のケースサイズは42mm。大きめのケースサイズが時計を派手に見せてしまいそうですがステンレス素材であればビジネスやカジュアルも大丈夫。
オイスターパーペチュアル
ロレックスの中で最もシンプルなデザインなのが「オイスターパーペチュアル」。オイスターとは一体型のケースのことを意味し、パーペチュアルは自動巻きのことを意味。
それら2つの機能だけが備わったシリーズです。
中にはオイスターパーペチュアルデイトなどデイト機能を備えたモデルもありデイトジャスト同様にクラシックシリーズ象徴のモデルといえます。水色や黄色などオイスターパーペチュアルにしかない文字盤バリエーションが近年非常に注目をされモデルに定価を大幅に超えたプレミア価格で取引されているモデルもあります。
ロレックスの礎であり現在のスタンダードでもあるオイスターパーペチュアルは、マイナーチェンジを経ながら進化し続けており、初心者から上級者まで幅広いファンを持っているのです。
初めてロレックスを買うならどれがよい?
さまざまなシリーズを紹介してきましたが、初めてロレックスを買うならどのモデルよいのか?
リセールバリューを重視するなら、スポーツ(プロフェッショナル)シリーズで入手しやすさを考えるならドレスウォッチがおすすめです。
とはいっても現在ロレックスの正規店に行っても購入できる時計は並んでおらず、欲しくても購入できないのが現実です。スポーツシリーズの方が人気が高い傾向にあり、その分高く売れますが入手も困難。ドレウォッチの方が入手はしやすいとされていますがそれでもなかなか手に入りません。
正規店や中古販売店に実際に足を運んでお気に入りのモデルをぜひ探されてみてください。
初めてロレックスを買う前に知っておきたい3つのこと
初めてのロレックスを購入するに当たってこれからロレックスユーザーになる皆さんに覚えておいていただきたいことを3つのポイントにまとめました。
ロレックスの精度について
まず始めに覚えておいていただきたいこと、それは時計の精度についてです。(精度とは時計の進み、遅れのことでクォーツ時計が月差・年差であるのに対して、機械式時計は日差数秒から数十秒です。)
ロレックスは一般にいわれるクォーツ(電池式)時計ではなく機械式時計という分類に属します。機械式時計とは、ゼンマイの力を動力にして、てんぷ(コマのような形をした部品)が1秒間に、3、4回の規則正しい往復回転運動をすることによって針を動かす仕組みの時計を差します。
そして機械式時計は自動巻き、手巻きの2種類に大きく分けられ、ロレックスはそのどちらでも動かすことができます。
機械式時計を始めて購入される方は「高い時計ほど精度もよい」とお考えになっている方が多いのではないでしょうか?しかし、多くの機械式時計は30万円でも、300万円でも精度は大きく変わりません。
ロレックスの公式ホームページでは精度-2秒~+2秒という数字が挙げられています。
一日2秒進むと10日で20秒。1か月に1分の計算になります。
ロレックスではここまでを許容範囲としています。進んでしまった時間を合わせ直すのは面倒ですが、これは機械式時計ユーザーの宿命と言っても過言ではありません。
ロレックスの防水性について
初めてロレックスを買う前に知っておいて欲しいことの2つ目に”防水性”が挙げられます。
ロレックスの3大発明の一つに「オイスターケース」があります。ロレックスが誇る防水性能はこのオイスターケースとねじ込み式リューズによって守られています。
メンズ、レディース関係なく、オイスターパーペチュアルモデルのすべてにオイスターケースが装備され、水、埃、衝撃そして圧力からムーブメントは保護されており、100mまでの防水性能を持っています。
しかしこの防水性もマニュアルどおりに使用していればこその性能で、ここで注意しなければいけないのはリューズの閉め忘れによる水没です。機械式時計はクォーツ式時計と違い、腕にはめているときの振動、または自分でリューズを巻くことによってゼンマイが巻き上がるため、数日使用せずに置いておくと止まってしまいます。
止まってしまえばその都度時刻を合わせなければならないため、クォーツ式時計よりリューズを開け閉めする回数が格段に多いのです。水没はどのメーカーも保証の対象外です。くれぐれもリューズの閉め忘れには注意しましょう。
メンテナンスの重要性について
そして3つ目はメンテナンス(ここではオーバーホール)についてです。
定期的なオーバーホール(分解掃除)は機械式時計を長く愛用するためにはとても重要です。
どんなに外見が綺麗なロレックスであっても、ムーブメント内のオイルは経年変化で汚れ、粘りが出たり揮発してしまいます。時計に異常がないからといって、オーバーホールを怠るとパーツは磨耗し、腕時計自体の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
パーツ交換になると、オーバーホールの倍以上の料金がかかることもあり、そういったことも含めて定期的なメンテナンスは必要不可欠な作業といってもよいでしょう。
メンテナンス方法は正規サポートに当たる「日本ロレックスでのオーバーホール」と「社外の修理店や時計店でのオーバーホール」の二つの方法があります。
通常は購入した販売店に相談することが望ましいと思います。購入時にオーバーホールの基本料金や修理期間などはお店側からしっかり説明をしていただけると思いますが、説明がなければこちらから確認しておきましょう。
ロレックスのオーバーホールは時計を分解して各部品の状態を確認したうえで、洗浄・研磨・不具合の部品の交換などを行い、改めて元の状態に戻すため、組み立てなおす以上の手間がかかります。
デイトナやヨットマスター2のように、機械が複雑になればなるほどオーバーホールの作業も長時間を要することになり、場合によっては、スイスに送って作業しなくてはならないものもあります。
そのため価格も相応になり、期間も長く掛かってしまいます。メンテナンス費用も考慮したうえでの購入をおすすめします。
【まとめ】ロレックスには多くの種類があるがどれも高価買取可能
以上今回はロレックスの種類と初めてロレックスを買うならどんなモデルがよいのか?紹介しました。
ロレックスは時計としての魅力だけではなく資産価値が高い時計ブランドとしても有名です。買った時よりも高く売れたということも多々あり、ロレックスは実際にどのモデルも高く買い取りすることができます。
ウォッチニアン買取専門店では無料査定も行っていますので、いくらぐらいで売れるのかな?などお気軽にお問合せください。
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