【2019年版】オメガのオリンピックモデルが値上がり?最新の買取価格はいくら?

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時計

1932年に開催されたロサンゼルスオリンピックより、28もの大会でオフィシャルタイムキーパーを務めてきたブランドであるオメガ

これまでオメガは、オリンピックの開催ごとに大会にちなんだ限定モデルを発表してきましたが、2020年の東京オリンピックは、新型コロナウイルスの影響により1年延期され、2021年にようやく開催されました。

そんな状況の中で、ひときわ価格を高騰させるモデルがあるのをご存じでしょうか・・・?

今回は、オメガのオリンピック限定モデル値上がりとその理由、買取価格の変化についてお話していきます。

値上がりしているオリンピックモデルはコレ!

オメガ「オリンピックモデル」で、もっとも値上がりし、話題になっているのがこちらの「東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:ブラック」です。

買取額は定価を大きく超える100~110万円

スピードマスター東京2020 リミテッドエディションズの中で、最もオーソドックスでシンプルなモデルで、ブラックベゼルにエレガントなシルバーダイヤルの組み合わせというクラシカルな雰囲気。普段使いのしやすさはピカイチでしょう。

インダイヤルの白と黒のコントラストから通称“パンダ”文字盤と呼ばれています。

型番 522.30.42.30.04.001
外装 ステンレス
ケースサイズ 42mm
防水 50m
ムーブメント Cal.1861
駆動方式 手巻き
パワーリザーブ 48時間
定価 ¥693,000(税込)

 

買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年9月時点
¥630,000~680,000  ¥550,000~620,000 ¥1,000,000~1,100,000

【522.30.42.30.04.001】価格推移

「東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:ブラック」は発売直後から定価超えの80万円ほどで取引されていました。

これが2020年7月を過ぎたあたりから一気に値上がりし、2020年末には110万円に、そして2021年2月ごろからさらに価格は上昇、2021年9月現在、売価はおよそ140万円まで高騰しております。

いくつかあるオリンピックモデルの中でもなぜこの「パンダ文字盤」だけ高騰したのかですが、下記のような理由が考えられます。

・パンダ文字盤が時計業界でトレンドであること

・人気が高いため在庫が少ないこと

・オメガでも定番の「スピードマスター」という安心感

パンダ文字盤がトレンドであることについては、「ロレックスのデイトナ白」「IWCのポルトギーゼクロノグラフ」を見てもお分かりになるでしょう。いずれも人気が集中し、在庫薄になっております。

また定番の「スピードマスター」である点も、ユーザーに安心感を与え、買いを推し進めていると思われます。

その他のモデルの買取相場は?

「東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:ブラック」の価格が急上昇していることはお伝えした通りですが、その他のモデルはどうなのでしょう。

結論から言えば、「買取額は横ばいから下降気味」です。

ただし中には値上がりの兆しを見せているモデルもございます。ここからはそれぞれのモデルについて買取相場と売価の動きを解説します。

2020東京オリンピックモデル【スピードマスター】買取価格

東京オリンピック2020開催を記念して、オメガから発表されたのが同ブランドの金字塔、ムーンウォッチとしても名を馳せるクロノグラフが「スピードマスタープロフェッショナル」です。

用意されたバリエーションは前述のブラックを含めて5つ。各モデルとも5色のオリンピックカラーをモチーフとしたカラーリングが施されており、各2020本の日本国内限定販売という希少なモデルとなっています。

東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:ブルー

ブルーは、アルミ製のベゼルやサンブラッシュで仕上げられたダイヤルが、爽やかさを感じさせる青で統一されているモデルです。「スピードマスター」の東京2020リミテッドエディションの中では、インダイアルと文字盤のコントラストが際立っており、視認性が良いのはもちろん、スポーティなイメージを与えてくれます。

また、オメガのロゴは18kのホワイトゴールド製となっており、さりげない高級感もひとしお。価格は、定価で693,000円(税込)となっています。

型番 522.30.42.30.03.001
外装 ステンレススティール
ケースサイズ 42.0mm
防水 50mm
ムーブメント Cal.1861
駆動方式 手巻き
パワーリザーブ 48時間
定価 ¥693,000(税込)
買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年4月時点
¥440,000~500,000  ¥450,000~500,000  ¥480,000~540,000

【522.30.42.30.03.001】価格推移

「東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:ブルー」は新型コロナウイルスの流行と共に一時値下がりしましたが、2020年末から反発し、2021年2月過ぎたころから上昇の兆しを見せています。

「ブラック」ほどの激しい高騰は今のところ見られておりませんが、ブルー系の文字盤もファンのあいだでは人気が高いため、今後も堅調に推移するでしょう。

これから購入するユーザーにとってはブラックは上がりすぎた感がありますが、こちらの「ブルー」は今狙い目の1本ともいえそうです。

東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:イエロー

オリンピックカラーの一つである“イエロー”を、ケースの所々にイエローゴールド素材を取り入れることで再現した上品でラグジュアリーなモデル。

ブラックのダイヤルとイエローゴールドという洗練されたクラシカルなカラーマッチングが非常に魅力的です。

ケース全体、ブレスレット全体、すべてに金を使用すると価格はかなり高くなりますが、ステンレスをベースに所々に仕様している為、比較的リーズナブルな価格となっています。

型番 522.20.42.30.01.001
外装 ステンレス/イエローゴールド
ケースサイズ 42mm
防水 50m
ムーブメント Cal.1861
駆動方式 自動巻き
パワーリザーブ 48時間
定価 ¥858,000(税込)
買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年4月時点
¥600,000~650,000  ¥560,000~620,000 ¥530,000~570,000

【522.20.42.30.01.001】価格推移

2020年は定価の9割ほどの価格で取引されていましたが、2021年4月現在は緩やかな下降線を辿っています。

イエローゴールドを用いたラグジュアリーな1本ではありますが、それだけに使いどころが難しく普段使用に向かない点も価格が伸びない一因でしょう。

東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:グリーン

グリーンは、イエローと同じようにイエローゴールドとステンレスのコンビモデルです。

しかし、イエローとは違い、ダイヤルではなくベゼルにグリーンのカラーリングが施されているのが一番の特徴。一見個性的な配色に思えますが、トレンドカラーであるグリーンは奇抜さではなくシックな印象を与えてくれるでしょう。

また、グレーのダイヤルはサンブラッシュで仕上げられており、18kセドナゴールド製の針・インダイヤル・インデックスを配置。華やかさも兼ね備えたモデルです。

型番 522.20.42.30.06.001
外装 ステンレス/セドナゴールド
ケースサイズ 42mm
防水 50m
ムーブメント Cal.1861
駆動方式 手巻き
パワーリザーブ 48時間
定価 ¥858,000(税込)
買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年4月時点
¥600,000~650,000  ¥550,000~600,000  ¥550,000~600,000

東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:レッド

レッドは、アルミニウム製のレッドベゼルとサンドブラストで仕上げられたライトグレーのダイヤルがシンプルさを強調するモデルです。オメガのロゴは18kホワイトゴールド製となっており、スマートな雰囲気を漂わせます。

本モデルでは、インダイヤル/メインダイヤル共にコントラストは不採用。ダイヤル全体とベゼルでコントラストを作っているため、他のバリエーションモデルとは異なる見せ方ができるでしょう。

型番 522.30.42.30.06.001
外装 ステンレス
ケースサイズ 42mm
防水 50m
ムーブメント Cal.1861
駆動方式 手巻き
パワーリザーブ 48時間
定価 ¥693,000(税込)
買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年4月時点
¥530,000~570,000  ¥460,000~520,000 ¥460,000~550,000

【522.30.42.30.06.001】価格推移

こちらの取引価格は2020年からほぼ横ばいとなっております。デザインもオメガ時計の中で個性的な1本であり、値上がりの素養はあったのですが、ブラック・ブルー人気に押され価格は伸び悩んでおります。

2020東京オリンピックモデル【シーマスター】買取価格

「スピードマスター」の2020年東京オリンピック記念モデルに続いて、オメガは「シーマスター」の東京2020オリンピックリミテッドエディションを2019年7月24日よりリリースしました。バリエーションは2モデル展開で、各2020本の国内限定販売となっています。1本ずつ詳しく紹介していきます。

シーマスター アクアテラ 東京2020 オリンピック リミテッドエディション

磨き上げられたエレガントさを持つことでも知られている「シーマスターアクアテラ」。その東京2020オリンピックリミテッドエディションには、シリーズ初となるセラミックダイヤルが採用されています。

特徴的な藍色を連想させるポリッシュ仕上げのダイヤルには、大会のエンブレムをレーザーを用いてエングレービング。シースルーバックとなっている裏面にもエンブレムが施されています。

ブルーのラバーストラップと同時に、付け替えることができるステンレス製ブレスレットも同梱して販売されています。

型番 522.12.41.21.03.001
外装 ステンレススティール/ラバー
ケースサイズ 41mm
防水 150m
ムーブメント Cal.8900
駆動方式 自動巻き
パワーリザーブ 60時間
定価 ¥737,000(税込)
買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年4月時点
¥400,000~450,000  ¥400,000~450,000 ¥380,000~430,000

【522.12.41.21.03.001】価格推移

2020年夏ごろまで定価とほぼ同水準で推移していましたが、9月ころから下落し、現在も以前より4万円程度値を下げています。

ラバーベルトの特長として、アクティブな場面では使い勝手よく重宝する一方で、ビジネスシーンには向かず、また経年劣化のリスクもございます。こういった点が価格動向にも影響しているのではと思われます。

シーマスター プラネットオーシャン東京2020 オリンピック リミテッドエディション

「プラネットオーシャン」は、オメガのダイバーズウォッチのラインナップではハイエンドモデルにあたります。その東京2020オリンピックリミテッドエディションは、ホワイトセラミックのダイヤルと、先端の赤いドットが特徴的な日本国旗をイメージしたモデルとなっています。

ダイヤルだけでなく、ベゼルやレザーもホワイトをベースとしたカラーリングとなっており、とても爽やかな仕上がりです。

しかし、ワンポイントとして大会の開催年にちなんだベゼルの「20」のみ赤くされているという、遊び心も詰まった一本ともいえるでしょう。

また、ホワイトレザーストラップの他、付け替え用のステンレス製ブレスレットとNATOストラップも特性ボックスに収納されています。

型番 522.33.40.20.04.001
外装 ステンレススティール×レザーストラップ
ケースサイズ 39.5mm
防水 600m
ムーブメント Cal.8800
駆動方式 自動巻き
パワーリザーブ 55時間
定価 ¥880,000(税込)
買取価格(相場) 2019年10月時点 2020年8月時点 2021年4月時点
¥440,000~500,000  ¥450,000~500,000  ¥470,000~520,000

【522.33.40.20.04.001】価格推移

こちらもアクアテラと似たような値動きを見せております。新型コロナウイルスの流行と共に値を下げ、2021年3月には一時的に反発したものの、以前の水準には戻っておりません。

「シーマスター」もスピードマスター同様にオメガを代表するシリーズではございますが、このオリンピック限定モデルについていえば、スピードマスターの方が安定した人気を獲得しているようです。

まとめ

オリンピック限定モデルは各2020本限定ということもあり、希少性はかなり高いといえます。

大きな値上がりを見せているのは冒頭ご紹介した「東京 2020 オリンピック リミテッド エディションズ:ブラック」ですが、リセールバリューを考えるとすべてのモデルが50%超えというオメガの中でもトップクラスに高い買取率です。

限定モデルということで流通量も限られておりますので、現状伸び悩んでいるモデルでも将来的に値上がりする可能性は十分ございます。

カラーによって値動きが大きく異なりますので、このオリンピックモデルをお持ちの方は、今後の値動きに注目してみていただければと思います。

お買取を検討の際は、お気軽にご連絡いただければ弊社スタッフが最新の相場観を持ってお答えさせていただきます。ご相談だけでも歓迎ですお気軽にお申し付けくださいませ。

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