ソーラー時計の寿命は? できるだけ長く使うコツ

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時計

光のエネルギーで駆動するソーラー時計は、エコであることから人気の高い時計です。とくに国内メーカーでの製造が多く、セイコーやシチズン、カシオなどの主要ブランドが展開を見せています。

「ソーラー時計は使いやすい?」

「そもそもソーラー時計に寿命はあるの?」

この記事ではそんな疑問を持つ方に向けて、ソーラー時計のメリット・デメリット、さらに時計の寿命からソーラー時計を長く使う方法まで紹介します。

光のエネルギーで動くソーラー時計

ソーラー時計とは、太陽光などの光エネルギーを電気エネルギーに変換して動かす時計です。光から得たエネルギーは、内部に搭載された2次電池へと蓄積されます。

ここでは、そんなソーラー時計のメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

ソーラー時計のメリット

ソーラー時計のメリットは、電池交換が不要なことです。電池式時計のように、いきなり電池切れで止まることや、電池交換のために時計屋へ出向く必要がありません。

電池式時計は2~3年での電池交換が必要です。モデルにもよりますが一回の交換で900円〜6,000円の交換費用がかかります。

このことから、長く使えるコストパフォーマンスに優れた時計として、ソーラー時計が注目されています。

ソーラー時計のデメリット

ソーラー時計のデメリットは、光が当たらない場所への保管により動かなくなることです。使わないからといって、机の中に保管し放置すると1ヵ月程度で止まってしまいます。

また、充電不足が起これば、時間がズレたり、搭載機能が上手く稼働しなかったりする可能性も。

そのため、ソーラー時計の利用に最も適しているのは、日常的に時計を使うユーザーです。日差しや光が当たる場所で使うことで、長期的に使用できます。

ソーラー時計の寿命

ソーラー時計は電池不要の時計ですが、寿命は約10年前後。寿命を迎えたソーラー時計は買い替え、もしくは電子回路の交換が必要になります。

高級時計であれば、電子回路の交換が依頼できるケースもありますが、購入金額と同額程度の料金がかかり、さらに修理が失敗してしまう可能性も考えられるでしょう。

そのため、よっぽどの思い入れがない限り、ほとんどのユーザーが新しい時計の買い替えを選んでしまうのが現状です。

できるだけ長くソーラー時計を使うために

せっかく手にしたソーラー時計をできるだけ長く使えるために、日常的にできるお手入れ方法を紹介します。

使わないときも光を当てる

ソーラー時計を長く利用するために、使わないときも光を当てましょう。定期的に光を当てれば、劣化を防ぐことができます。

光を当てる目安は、月に5〜6時間程度です。袖に隠れて日差しを遮ってしまわないよう注意しましょう。また、高温多湿な場所への保管も劣化の原因になるので、避けることが大切です。

電池の減りが早くなったらオーバーホールに出す

電池の減りが早くなったら、早めにオーバーホールに出しましょう。スマートフォンなどと同様に、バッテリー劣化から電池効率が悪くなっていると考えられるためです。

もし、不動になってバッテリーをそのままにしておくと、バッテリーからの微量な放電により液漏れが起こり、内部に錆が出てしまうかもしれません。

錆が出た時計は修理に出すのが難しくなるため、事前にバッテリー交換をしておくのがオススメです。

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