リリーダイヤモンドなど種類ごとのダイヤモンドの価値や評価基準

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ダイヤモンド

宝石の代表格といえば多くの方がダイヤモンドの名を挙げるでしょう。

ダイヤモンドはカラーや産地などによってその価値が異なり、さらにはカットを担う研磨会社によっても価値が変わってくるのです。

今回はダイヤモンドの種類ごとに、その価値やダイヤモンドの評価基準についてお話していきます。

ダイヤモンドの評価基準とは?

純度により価値が決まる金とは異なり、ダイヤモンドの価値はグレードによって決まります。ダイヤモンドは原石を研磨するなど、人の手を加えられて初めて『製品』としての価値が宿ります。

製品化されたダイヤは国際的に定められた評価基準によってグレードが測定され、ダイヤモンド鑑定機関を通して正式に価値が決められるのです。

この「国際的に定められた評価基準」とは、具体的に下記4つの項目のことを指します。

・Carat(重さ)

・Color(色)

・Clarity(透明度)

・Cut(研磨の優劣)

ダイヤの評価基準はこれらの頭文字を取って「4c」と呼ばれ、この4cの総合評価によりダイヤの価値が決められるのです。

カット方法や産地によるダイヤモンドの価値

それではここからカット方法や産地によってダイヤモンドの価値がどれほど異なるかご紹介していきます。

「リリーダイヤモンド」の価値

リリーダイヤモンドとは、Lili社という世界トップのダイヤの研磨会社が研磨したダイヤモンドのことを指します。

海外の有名ブランドにもダイヤを供給しているLili社のダイヤモンドは世界中で高い人気を誇っており、価値としては1ct以上のジュエリーで20万円以上、装飾が細かいものになると100万円を超えるものも

ただし0.1ct未満のメレダイヤをメインに使用したリングなどは5万円前後からでも手に入れることができます。

リリーダイヤモンドの中でも特に有名なのが百合の花をかたどった「リリーカット」と蘭の花をかたどった「オーキディアカット」。

その形を見ても分かるように非常に高いレベルの技術が必要なカットで、Lili社のブライダルサイトでのみ購入することができます。

「テーパーダイヤモンド」の価値

ダイヤモンドのカット方法の1種にテーパーカットがあります。これは長方形のバゲットカットのひとつで、「テーパー(先細りの)」という言葉が表す通りに、石を台形に研磨したもの。

メインとなる主石を脇で引き立てる脇石として使われることはありますが、テーパーダイヤモンドを主体としたジュエリーは現在ではあまり人気がなく、買取価格もあまり伸びないのが現状です。

目安として合計2ctのテーパーダイヤモンドだと買取価格は3~5万円程度でしょう。

素材として用いられる場合も石の形状的に使いどころが難しいため、ルース(裸石)の場合はさらに査定額が安くなってしまいます。

ただし、カラーランクが「F以上の」最高品質のテーパーダイヤモンドの場合はこの限りではありません。

テーパーダイヤモンドジュエリーをお持ちの方は一度査定に出してみるのがいいでしょう。

「ロシア産ダイヤモンド」価値

世界的なダイヤモンドの産地として知られるロシア。

大規模な採掘が行われており、年間で産出されるダイヤモンドの実に1/4がロシア産だといわれています。

品質についても定評があり、恵まれた地底環境の中で育まれた原石は透明度が高く輝きの強いものが多いです。

ロシア産ダイヤモンドは流通量も多くポピュラーですが、1ct以上のものなら価値も高く、15~25万円ほどでの買取が可能です。

「カナディアンダイヤモンド」の価値

北極圏の氷の世界で生まれたカナダ産のダイヤモンドは、透明度が高く、綺麗な8面体のものが多く産出されることで有名。

2003年からティファニー社による採掘が始まって以来、その品質の高さへ注目が集まり、現在では有名ジュエリーブランドの多くがこのカナディアンダイヤモンドを採用しています。

カラットあたりの単価もロシア産より高く、世界的な産地として認められていますが、このままのペースで採掘が続くと2030年ごろには採掘し尽くしてしまうともいわれています。

カナディアンダイヤモンドの価値としては1ctあたり20~30万円ほどですが、将来的に値上がる可能性も十分ございます。

将来的にダイヤモンドの価値は下がる!?

「将来的にダイヤの価値が下がっていくかもしれない」という声があります。

一般的にダイヤモンドは高価なイメージがありますが、実はそれは企業の手によってコントロールされた概念。

長年ダイヤモンド市場を独占してきたデビアス社は、ダイヤの生産量や流通量をコントロールすることでダイヤの希少価値を高め、『ダイヤモンド=高価』というブランディング戦略を行ってきました。

しかし近年では安価なダイヤモンドを人工的に作ることができるようになり、デビアス社以外にもダイヤの発掘・販売を行う企業が増えてきたことなどから、「ダイヤの希少価値が薄れつつあるのではないか?」という疑念が生まれてきたわけです。

実際のところ0.1ct未満のメレダイヤ買取価格は下がっております。

しかしながら1ct以上の1粒ダイヤモンドには顕著な値下がりは見られません。

原石の採掘量にも限りがあり、希少性も落ちることはないため、天然ダイヤモンドの価値が大幅に下落することは考えにくいでしょう。

まとめ|ダイヤモンドを売るならウォッチニアン買取専門店まで

今回ご紹介したように、ダイヤモンドは知識と経験がなければ本来の価値を見極めるのが難しい宝石です。

お手元に不要なダイヤモンドやダイヤのジュエリーがある場合は、まずはプロ鑑定士に無料査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

特にメレダイヤ主体のジュエリーをお持ちの方は早めに査定に出すことをおすすめします。

買取専門店「ウォッチニアン買取専門店」ではダイヤモンドジュエリーを高価買取中。

宝石鑑定の経験豊富なスタッフがお客さまの大切なお品物を1点1点査定し、高額買取を目指します。

手数料なども一切かかりませんので、どうぞお気軽に無料査定をお試しください。

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