ダイヤモンドの資産価値とは?|価値あるダイヤの基準を解説

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ダイヤモンド

ダイヤモンドといえば、誰もが知る宝石の王様。

華やかなジュエリーの主役として用いられることも多く、世の中には多くのダイヤモンドジュエリーが出回っています。

貴重なのは知られていますが、ジュエリーショップなどで目にする機会も多いため、

「ダイヤモンドに資産価値ってあるのかな?」なんて疑問に思う方もいるでしょう。

実際に、「ダイヤモンドジュエリーを査定に出したところ購入額からかなり下がって悲しかった」という声も聞かれます。

それでも「ダイヤモンドに資産価値はない」というのは間違い。

価値となるポイントをしっかり押さえることで、ダイヤモンドも優秀な資産価値を持つのです。

今回はお手持ちのダイヤモンド売却をお考えの方や、ダイヤモンドジュエリー購入を検討中の方へ向けて、ダイヤモンドの資産価値と価値あるダイヤの基準について解説します。

資産価値のあるダイヤモンドとは?

ひと昔前まで、ダイヤモンドは高値の花ともいうべき高級品でした。

ダイヤモンドが多く用いられる結婚指輪も「給料の3か月分」などといわれ、購入には勇気と覚悟が要ったものです。

ところが現在では、数万円台からダイヤモンドを購入できるリーズナブルなジュエリーブランドも増え、気軽にダイヤモンドジュエリーを楽しむことができます。

このためダイヤモンドに対して昔のような希少価値・資産価値を感じない人が増えたのですね。

さらに人の手で生み出された「合成ダイヤモンド」の登場もダイヤモンドの価値を下げる一因ともいわれています。

このような状況の中で依然として高い資産価値を誇るダイヤモンドがあります。

それは「良質な天然ダイヤモンド」。

現在も世界各国でダイヤモンドの採掘は続けられていますが、良質なダイヤモンドは年々採れなくなっており、高品質なダイヤモンドジュエリーが注目を集めているわけです。

良質な天然ダイヤモンドとは?

ダイヤモンドの品質は「4C」と呼ばれる評価基準それぞれのグレードによって決まります。

そして画像のように「鑑定書(ダイヤモンド・グレーディング・レポート)」に評価が記載されるのです。

ここから資産価値のある良質なダイヤモンドとはどのレベルのものを指すのかご説明していきます。

①カラット:1ct以上

まずはダイヤモンドのサイズです。カラット(ct)は重さの指標ですので正しくは重ければ重いほどよいです。

資産価値のあるダイヤモンドの基準は1カラット以上であること。

特に気を付けたいのが0.2~0.4ctくらいのダイヤモンドリング。

婚約指輪として選ばれることの多いカラット数で、販売価格も20万円くらいしますが、買取になるとたとえ「カラー」「クラリティ」「カット」が高グレードでも買取価格は3~5万円ほどになってしまいます。

「1カラット以上のダイヤモンド」であることが資産価値を考えるうえでまず重要なポイントでしょう。

ここで弊社の買取実績を元に補足説明をいたします。

立爪ダイヤモンドリング【買取価格:205,000円】

買取価格

¥205,000

カラット数

1.07ct

素材

プラチナ900

買取日

2021年1月

20万円でお買取した1ctのダイヤモンドリングです。

立爪リングはデザイン的にはやや古いものですが、資産価値としては素材そのものを評価しますのでデザインの新旧は影響しません。

1カラットのダイヤモンドでしたら古かったり台座に傷があるようなものでもしっかりしたお値段を付けることができます。

メレダイヤリング【買取価格:55,000円】

買取価格

¥55,000

カラット数

1.03ct(合計)

素材

プラチナ900

買取日

2020年11月

こちらは小さなメレダイヤの合計が1ctのリングです。

デザインも美しい良いお品物ですが、1粒ダイヤと比べてもこれくらい買取価格は下がります。

小さめのダイヤモンドは流通量も多く将来的に価値の下がる可能性もあるため、売却をお考えの方は早めに買取店に持ち込まれたほうがよいかも知れません。

②カラー:J以上(できればH以上)

D

E

F

G

H

I

J

K

L

M

Colorless

Near Colorless

Faint

無色

ほぼ無色

ごくかすかな色味

N

O

P

Q

R

S

T

U

V

W

X

Y

Z

Very Light

Light

かすかな色味

色味あり

カラットの次に大事なポイントがカラー(Color)です。

ダイヤモンドは無色透明に近いほど高品質とされますが、23段階のグレードのうち、「ほぼ無色」とされるJ以上が資産価値のあるダイヤモンドの条件です。

③クラリティ:SI2以上(できればVS2以上)

FL

Flawless

(フローレス)

内包物も外部の傷もなし

IF

Internally Flawless

内包物はないが外部に微細な傷あり

VVS1

Very Very

Slightly Included

ごくごくわずかな内包物あり

熟練鑑定士でも視認が困難なレベル

VVS2

VS1

Very

Slightly Included

ごくわずかな内包物あり

鑑定士による視認がなんとか可能なレベル

VS2

SI1

Slightly Included

わずかな内包物あり

鑑定士により視認が容易なレベル

SI2

I1

Included

内包物あり

ルーペを使わず、肉眼で視認が可能

格安のジュエリーに用いられる品質

I2

I3

ダイヤモンドの透明度の指標となるクラリティ(Clarity)の基準はSI2以上。

ここまでの「1カラット」「カラー:J」「クラリティ:SI2」を満たしているルース(裸石)のダイヤモンドで20万円以上でのお買取が期待できます。

カラーとクラリティについてはここから1段階上がるごとに3~5万円ほど買取価格が上がっていく感じです。

そしてカラットについては、「1ct⇒1.5ct」になれば買取価格はなんと2倍にも跳ね上がり、逆に「1ct⇒0.8ct」になるだけで買取価格は半分程度にまで下がってしまうのです。

ダイヤモンドの資産価値で最も重要なのがまず「カラット」次いで「カラー」「クラリティ」なのですね。

④カット:Good以上(Fairでも可)

エクセレント(Excellent)

最高級

ベリーグッド(Very Good)

光学的理想

グッド(Good)

理想的

フェア(Fair)

やや劣る

プア(Poor)

劣る

最後のポイントは研磨の具合を評価するカット(Cut)です。

全体的な形のバランスや研磨状態、対称性を見ますが、資産価値を考えるうえでカットについてはそれほど気にする必要はないでしょう。

というのも「流通しているほとんどの商品はGood以上」そして「カットは人の手を加えられる部分」だからです。

「カラット」「カラー」「クラリティ」はダイヤモンドそのものの善し悪しで決まりますが、この「カット」だけは職人の技術によって評価される項目。

リカット(再研磨)も最新技術の導入で、ダイヤモンドの資産価値を損ねることなく行えるようになっています。

良質なダイヤモンドの資産価値

実際に、「カラット」「カラー」「クラリティ」の3項目のみ優れたダイヤモンドを高価買取した実績がありますので紹介します。

1.5ctダイヤモンドルース【買取価格:730,000円】

買取価格

¥730,000

カラット

1.51ct

カラー

E

クラリティ

VS1

カット

Fair

買取日

2021年4月

1.5ctの大粒ダイヤモンドを73万円でお買取させていただきました。

カラーも「E」、クラリティも「VS1」とハイグレードですが、特筆すべきはカット。

「Fair(やや劣る)」という評価ですがこれほどの高価買取です。

大粒ダイヤモンドの希少性は高く、2021年11月現在さらに資産価値が上がっており、80~100万円ほどでの買取も可能でしょう。

パヴェダイヤモンドリング【買取価格:310,000円】

買取価格

¥310,000

カラット数

1.33ct(合計)

素材

プラチナ900

買取日

2020年11月

こちらは番外編として、メレダイヤのダイヤモンドリングです。

0.1ct未満のメレダイヤジュエリーは買取金額が伸びないのが一般的ですが、こちらはダイヤモンドを石畳のように敷き詰めた「パヴェデザイン」のジュエリーで、その装飾性を評価し31万円という高価買取となりました。

パヴェダイヤモンドは加工にも技術を要するもので、高く評価されております。メレダイヤの中でもパヴェダイヤは資産価値として優秀だといえるでしょう。

鑑定書の有無はダイヤの資産価値に影響する?

ここまでダイヤモンドの資産価値についてお話してきましたが、ダイヤモンドをお持ちの方で「鑑定書が無い」という方もいらっしゃるかと思います。

鑑定書がなくてもダイヤモンドの資産価値には影響しません。

ただし、「価値を証明するもの」が無いままだと、例えば宝石鑑定の実績が乏しい買取店に査定に出してしまった場合に「ダイヤモンドの資産価値を低く見積もられる可能性」があるのです。

こうしたことを避けるためにも鑑定書は取得しておいたほうがよいでしょう。

鑑定機関の大手である「中央宝石研究所(CGL)」だと1ct未満で1,500円、1ct以上のダイヤモンドだと5,000円ほどで鑑定書を発行してくれます。

弊社「ウォッチニアン買取専門店」では鑑定書のない1ct以上のダイヤモンドを査定する際には、お客様に了承を得てお品物をお預かりし、鑑定書を発行させていただいております。

「鑑定書がないから不安」という方も安心してご依頼くださいませ。

まとめ|ダイヤモンドを売るならウォッチニアン買取専門店まで

ダイヤモンドの資産価値や価値あるダイヤの基準をお話しました。

お伝えしたように資産価値を考えるならば1カラット以上が望ましいですが、たとえ1ctに満たなくても10万円以上の高価買取が可能なジュエリーも多くございます。

使わなくなったダイヤモンドジュエリーをお持ちの方は寝かせたままにせず、買取査定に出すことをおすすめいたします。

買取専門店「ウォッチニアン買取専門店」ではダイヤモンドを高価買取中。

宝石買取の実績が多数あり、経験豊富な鑑定士が高価買取を目指します。

デザインが古かったり傷や破損があっても買取にはまったく問題ありません。

手数料なども一切かかりませんので、まずは無料査定やご相談から気軽にご利用ください。

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