グランドセイコーの資産価値は?国産最高峰ブランドの評価はいかに?

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時計

グランドセイコーといえば、日本が世界に誇るハイブランド。

職人が一つ一つ丁寧に造りあげたムーブメントは、品質が高く自動生産では製造できない機構といわれ、高く評価されています。

国内の著名人にも愛用者が多く、日本最高峰の時計メーカーとしての地位を確たるものにしています。

一方で、アイテムの資産価値については、海外ブランドと比較してどの程度なのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はグランドセイコーの資産価値やモデルごとの評価、ブランドの魅力について語っていきたいと思います。

グランドセイコーの資産価値はどれくらい?

ブランドアイテムの資産価値を考えるときに考えるべき指標がいくつかあります。例えば、

・換金率(リセールバリュー)

・知名度

・信頼性

など。

これらのポイントについてグランドセイコーはどの程度なのか見ていきましょう。

グランドセイコーの換金率(リセールバリュー)

換金率(リセールバリュー)とは、「購入価格(定価など)に対する売却価格(買取価格など)の割合」を表した数字。

例えば換金率が50%なら「買った時の半分の値段で売れる」、100%なら「買った時と同じ値段で売れる」という感じです。

この数値が高いほど値崩れしにくいことを意味するので、資産価値は優秀になります。

そして、グランドセイコーの換金率は45~60%ほど。

これは他の高級時計ブランドと比較してもやや高い水準です。

他ブランドではモデルによっては換金率が30%を切ることも少なくないですが、グランドセイコーは安定して40%以上の買取を実現している印象がございます。

詳しくは後述しますが人気モデルでは50~60%という高い換金率になりますので、資産価値を考えてグランドセイコーを所有する際はモデル選びも重要となってきます。

グランドセイコーの知名度

次に知名度です。

今回はインターネット上のブランド名での検索件数を認知度の基準としました。

ブランド名 月間検索ボリューム
グランドセイコー 165,000
ロレックス 301,000
オメガ 110,000
タグホイヤー 110,000

ご覧のとおりグランドセイコーの月間検索数は16.5万と、ロレックスには及ばないものの国内で抜群の人気を誇るオメガやタグホイヤーを凌ぐ高い知名度です。

この知名度の高さはブランドやアイテムに対する安心感や信頼性にも繋がり、グランドセイコーの資産価値を押し上げているのですね。

グランドセイコーの信頼性

最後はグランドセイコーの信頼性。

アイテムの品質の高さがブランドへの信頼性に繋がってきます。

そしてグランドセイコー時計の品質の高さは世界でも折り紙付き。

技術力の高さが垣間見える逸話としては、かつて開催されていた「スイス天文台コンクール」があります。

世界の名門ブランドが自社ムーブメントの精度の高さを競った大会で、当初はスイス勢が優勢でした。

ところがグランドセイコーがコンテストに参加し、4年目には2位という成績を残し世界を驚かせました。

グランドセイコーの技術が世界トップレベルであることを物語っているでしょう。

グランドセイコーはブランドコンセプトとして「実用時計の最高峰」を掲げています。

高級時計ブランドは数ありますが、価格帯と高い品質からのコストパフォーマンスの良さは世界トップクラスといえます。

国内での資産価値は業界高水準

以上、「安定して高い換金率」「国内トップクラスの認知度」「世界水準の技術が生み出す信頼性」。

これらを踏まえて、

国内でのグランドセイコーの資産価値は他の高級時計ブランドと比較して高い

といえるでしょう。

一番の強みはやはり国産時計である安心感・安定感。

各界の著名人にもグランドセイコー愛用者が多く、ブランドへの絶対的な信頼は海外ブランドにはないものがあります。

買取においても、ロレックスほどインパクトのある換金率ではありませんが、安定して高価買取が期待できるブランドでしょう。

高く売れやすいのは?人気モデルの資産価値と評価

グランドセイコーで高く売れやすいのは、

・シンプルで伝統的なデザインの「ヘリテージコレクション

・カジュアルでアクティブな「スポーツコレクション

・高性能な「スプリングドライブ搭載モデル

上記に加え「本数限定モデル」「マスターショップ限定モデル」に、より高価格が付きやすい傾向にあります。

ここからは人気モデルごとの資産価値と評価を、弊社買取実績を元に見ていきましょう。

ヘリテージコレクション 25周年 44GSデザイン SBGV238【600本限定モデル】

買取価格

¥330,000

定価

¥540,000

換金率

61.1%

買取日

2020年11月

「ヘリテージコレクション」は伝統を継承した王道のシリーズです。

1967年に発売され"セイコースタイル"を確立したとされる「44GS」の流れを汲むシリーズで、幅広いシーンにマッチするスタンダードモデルのため、グランドセイコー入門モデルとしてもオススメ。

シンプルなデザインは身に着ける人を選ばないので常に人気が高く、買取でも高額査定が期待できます。

さらにこちらのSBGV238は、ブランド誕生25周年記念モデルで限定生産という希少性も相まって60%超の高い換金率を実現しました。

ヘリテージコレクション 60周年記念 SBGP007【2500本限定モデル】

買取価格

¥260,000

定価

¥440,000

換金率

59.1%

買取日

2021年10月

こちらのSBGP007も「周年記念モデル」で「本数限定モデル」です。

ブランドカラーである濃紺ダイヤルの6時方向に配置されたの☆は「ファイブポインテッドスター」。

これは高精度のムーブメントの証であり、搭載されたクオーツキャリバー「9F85」によって年差±5秒を実現しています。

2020年3月の発売直後から高い人気で、常に品薄状態。

今後の値上がりも期待でき、資産価値として大変優秀なモデルです。

ヘリテージコレクション SBGV239 【マスターショップ限定モデル】

買取価格

¥160,000

定価

¥345,600

換金率

46.3%

買取日

2020年11月

グランドセイコーでも人気の高いのが「マスターショップ限定モデル」。

マスターショップとは販売店の中でもグランドセイコーの認定を受け「限定モデル」の発売を認められた店舗のこと。

一般モデルよりもプレミアム感があり、求めるファンが多いです。

こちらのSBGV239は2021年12月現在でさらに値上がりしており、¥200,000~240,000ほどでの買取相場となっております。

スポーツコレクション・スプリングドライブGMT SBGE201 【マスターショップ限定モデル】

買取価格

¥400,000

定価

¥669,600

換金率

59.7%

買取日

2021年4月

グランドセイコーの高い技術力を象徴するムーブメントが「スプリングドライブ」です。

これはゼンマイ駆動を採用しつつも、脱進機部分には水晶振動子で制御されたTSR(トライシンクロレギュレーター)を搭載した、いわば機械式とクォーツ式のハイブリッドともいえるムーブメント。

制御系に水晶振動子を用いることで、日差±1秒という高精度を実現しています。

また駆動系はゼンマイであるため、GMTやクロノグラフといった強トルクを必要とする機構の搭載が容易に。

こちらのSBGE201は初めてGMT機能が付いたスプリングドライブである「キャリバー9R66」が採用されています。

メリハリの効いたGMT針などデザインのバランスも良く、GMTに加えてカレンダー機能、20気圧防水も搭載した多機能モデル。

幅広いシーンで使いやすい点も人気の理由でしょう。

グランドセイコーの評価や魅力

ここまでお読みいただいて、グランドセイコーの資産価値の高さは十分おわかりいただけたかと思います。

ここからはブランドの評価や魅力についてまとめました。

職人の技術が光る国産ブランド

1960年の誕生以来、精度を追求した時計製造を続け「時計王国」と呼ばれるスイスでも高い評価を獲得してきたグランドセイコー。

誕生から4年足らずで、カレンダー機能・防水性能を備えたセルフデーターを発表し、その後も続々と製品を展開し続けています。

圧倒的な技術力は、世界中で話題となり日本産のブランドとして各国から支持を得ました。特に製造工程では職人の手が加わっており、機械では再現できない精密な機構を採用しています。

ブランドのコンセプトは、「日本国内で最高級腕時計を造る」というもの。見事に他ブランドを圧倒し、唯一無二のブランドとして確立した背景が、その資産価値を高めています。

独自開発のムーブメント

グランドセイコーは、以下3種のムーブメントを開発したことで有名です。独自の開発が、資産価値に大きく影響しているのです。

・9Sメカニカル

・9Fクォーツ

・9Rスプリングドライブ

9Sメカニカル

機械式時計の9Sメカニカルは、ゼンマイが動力源となるムーブメントです。

グランドセイコー の独自規格である「GS基準」を準拠し、正確な精度を誇ります。0.000001gで重量調整を実施する精密パーツのテン輪が、振動を一定のスピードに保っているのです。

「MEMS」(Micro Electro Mechanical Systems)といわれるパーツ製造の技術を用いて9Sメカニカルを製造。0.001mmの精度で加工を行うことができるため、重いパーツの軽量化にも寄与しています。

9Fクォーツ

9Fクォーツは、電池を動力に動くクォーツ時計のムーブメントです。

クォーツ式時計は、水晶振動子の動作を1秒間に3万2768回検知し、電気信号の発生させて歯車を動作させます。9Fクォーツは、そんな歯車と合わせて連動する機能を追加。

例えば、瞬間日めくりカレンダーは、時刻に合った正しい動作ができるよう歯車の動きに合わせて正確な日付が自動で切り替わるように製作されています。

9Fクォーツは熟練の職人が手作業で製作しており、他の自動組み立てのクォーツにはない精度で造られているのも特徴のひとつです。

9Rスプリングドライブ

セイコー独自に製作された駆動機構であるスプリングドライブは、クォーツ式時計・機械式時計の両方のメリットを兼ね備えたムーブメントです。

まず機械式のような電池の交換は必要なく、クォーツで利用する水晶振動子による電気信号の発生と、ゼンマイ式で動く動力源を採用。

さらにブレーキには磁力を用いたローター・ステータが使われています。機械式の強さとクォーツの正確さをもつまさにハイブリットなムーブメントといえます。

実用性を意識したデザイン

グランドセイコーのデザインは、実用性を追求し妥協することなく製作されました。

ほとんどのモデルが「セイコースタイル」と呼ばれる使いやすさに軸をおいたデザイン理念を元に製造されているのです。

時計のあるべき姿を追求しシンプルで揺るぎのないセイコースタイルは、日本だけでなく世界から愛され続けています。

海外でも高評価

グランドセイコーは、海外でも高評価を獲得しています。スイス・ニューシャテル天文台のクロノメーター検定・コンクールに1964年に初出展し、その後4度目の出展にて2位を獲得するなど高成績を獲得。

さらに同コンクールに出したムーブメントの100個中73個が合格するなど世界最高峰の機械式時計として認められました。

製造過程を撮影した動画「This is Grand Seiko」を見た海外のからの反応は良く、技術力の高さを再認識する声が多く見受けられています。

シンプルなデザインやクオリティの高さが、日本を代表する時計として世界的に認知され、高い資産価値に繋がっているのです。

グランドセイコーをより高く売るために

グランドセイコーの資産価値を最大限買取価格に反映させるために、以下3つのポイントを意識しましょう。

箱やギャランティーカードなどを揃える

グランドセイコーを高く売るなら、購入したときに付属した箱やコマなどの付属品やギャランティーカードを査定に出しましょう。付属品やギャランティーカードが揃った状態であれば買取店側は再販しやすくなり、高価買取が狙えます。

特にギャランティーカードは、正規品かどうかを判断する材料となり、付属の有無で買取額が数万円変わることも。

付属品やギャランティーカードを保管してあれば、時計と一緒に査定へ持っていきましょう。

相場をチェックする

グランドセイコーの相場をチェックしましょう。買取相場は経済や社会情勢によって変動します。

価格が高騰したタイミングでグランドセイコーを売るために、相場を確認することをおすすめです。実際の買取価格は、事前査定を利用して買取店に問い合わせてみましょう。

買取専門店へ売る

買取専門店へ売ることで、より高価買取が狙えます。専門店には、ブランド時計の正確な査定額を市場から判断できる査定力があるためです。

また、買取専門店の中には、グランドセイコーを高く売れる独自の再販ルートをもっているので、その点もチェックしておくとよいでしょう。

まとめ|グランドセイコーを売るならウォッチニアン買取専門店まで

グランドセイコーの資産価値やブランド評価についてお話しました。

買取専門店「ウォッチニアン買取専門店」ではそんなグランドセイコーの時計を高価買取中です。

時計市場に精通した熟練の鑑定士が各店に在籍していますので、どこよりも高価買取に自信がございます。

お客さまの大切なお品物を1点1点丁寧にさせていたします。

手数料なども一切かかりませんのでお気軽にお申し付けください。

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