ロレックス エクスプローラー 216570

エクスプローラー2 216570について

1971年にエクスプローラー2が誕生しました。ファーストモデルRef.1655から始まり、Ref.16550→Ref.16570、そして誕生から40年が経過した2011年に今回注目するRef.216570が発表されました。

もともと洞窟などの暗い場所でも正確な時間を把握できるようにと、24時間表記のベゼルに非常に見やすい24時間針が組み合わされたデザイン性でカジュアルな場面、ビジネスシーンなどさまざまなシチュエーションで活躍してくれる時計です。

Ref.216570は前モデルRef.16570から、ざまざまな部分がマイナーチェンジしました。まずはその進化について見ていきましょう。

見た目も結構変わっているのですが、何よりもケースサイズが大きくなりました。もともと40ｍｍだったケースサイズが2ｍｍサイズアップをし42ｍｍへとサイズアップ。2ｍｍ変わるだけで印象がだいぶ変わりますが、インデックスや針のサイズ、そしてベゼルの文字サイズが大きくなっており、より大型化を感じます。

またリューズも1ｍｍほど大きくなり、操作性も向上しております。

Ref.216570の注目ポイントでもあるのが24時間針の色です。一つ前のRef.16570、そしてRef.16550ではこの24時間針は赤でしたが、Ref.216570になるとファーストモデルのRef.1655と同じくオレンジ色の針が採用されました。

アンティークのエクスプローラー好きの方、アンティークウォッチのファンの方にはこれはたまらないマイナーチェンジポイントではないでしょうか。

ブレスレットの作りも一新。もともとスポーツモデルのブレスレットはオイスターブレスレットで頑丈なつくりをしているタイプです。しかし新型になるとコマが中までしっかりと素材が詰まった、いわゆる無垢のタイプに変更され非常にがっしりとした造りに変わりました。

バックルのデザインも変更。ブレスレット全体的に改良が施されました。

見た目だけではなく、ムーブメントも改良が施されました。ロレックスの高い技術力はすでに有名でムーブメントももちろん性能がとても良いです。メンテナンス性もとても考えられており、維持がしやすいという面もロレックスが世界中の人から愛される理由ではないでしょうか。

さてムーブメントですがRef.216570に搭載されているムーブメントはCal.3187というムーブメントです。前モデルに使われていたCal.3186と何が違うかというと、衝撃に強いパラフレックス・ショックアブソーバーという技術が取り込まれていることです。

これはロレックスが開発し特許を取得した技術で、ムーブメントのとても大切な部分であるテンプを守ってくれる役割を担っています。

またこれだけではなく、時計の弱点ともいわれる磁力に対しても強くなりました。近年は特にさまざまな電子機器が身近な場所にあり、磁力の問題はよく耳にします。まさに時代に沿った進化を遂げました。