セカンドラインって何のため?意味や高級ブランドの目的とは
「このブランドってこんなにお手頃だったっけ?」
バッグや財布を探していて、こんな思いをした方はいませんか?
もしかしたらそれは セカンドライン だったかも。
セカンドラインとは、高級ブランドが手掛けるサブブランドのようなもので、メインブランドよりも価格を抑えた商品展開が特徴です。
なぜわざわざ別名でブランドを立ち上げるの?
そこには高級ブランドのビジネス戦略があります。
セカンドラインの意味と目的って?
ブランド側は、できるだけ多くのお客さまに自社商品を買ってもらいたいと考えます。
廉価なブランドなら誰もが手に取りやすい一方で、高級ブランドは購入できる客層が限られるのが現実です。
購買層を広げたいからといって、メインの高級ブランドが急に低価格商品を出すと、既存ファンが重視する“ブランド価値”を損なうリスクがあります。
そこで登場するのがセカンドライン。
メインと関連性のある別名称のラインを立ち上げ、より低価格のアイテムを展開することで、メインのイメージを崩さず、その知名度を活かして 新たな客層にアプローチできます。
また、セカンドラインを入口にメインブランドのファンを増やし、将来的なコア顧客に育てる狙いも。
つまりセカンドラインとは、単なる“下位互換”ではなく、ターゲットやコンセプトを分けたサブブランド/関連ラインだと言えるでしょう。
セカンドライン(関連ライン)4選|有名ブランド
それではここから、代表的なセカンドライン/関連ラインを紹介します。
ミュウミュウ(プラダの姉妹ブランド)
プラダとミュウミュウの関係はよく知られていますが、正確には“セカンドライン”ではなく姉妹ブランドの位置付け。
コケティッシュでフェミニンなムード、小ぶりなバッグやレザー小物、サテンやクリスタル使いなど、甘さとモードのバランスが絶妙です。
仕立てや素材は本格派で、マテラッセのふっくらとしたステッチやロゴ金具の繊細さなどディテールが満足度を後押し。日常のデニムやスウェットにも合わせやすく、“憧れを身近にする”初ラグジュアリー小物として選ばれやすい存在です。
中古市場でも人気は安定。シーズン限定の装飾・素材は注目度が高く、トレンド波及で再評価されるケースも多めです。
ポロ・ラルフローレン(ラルフローレンの関連ライン)
メインがエレガントでクラシックな路線なのに対し、ポロはデイリー&スポーティにシフトした関連ライン。ポロシャツ/OCBD/デニム/チノなどアメトラの定番が豊富です。
清潔感ある色使いと程よいリラックス感、象徴的なポニーロゴでオンオフ兼用しやすいのが魅力。親子・パートナーでのサイズシェアも楽しめ、幅広い世代に定着しています。
品質と価格のバランスが良く、“育つ服”として長く着られる点も支持の理由。ライフスタイル提案型の展開(インテリア・フレグランス等)で世界観をトータルに楽しめます。
中古市場ではベーシックカラーが安定し、限定刺繍・ビッグポニー・復刻はスポットで盛り上がる傾向。オーバーサイズや年代タグの違いが評価に影響しやすいラインです。
エンポリオ・アルマーニ(アルマーニ)
1980年代にブランド認知の拡大を狙って立ち上げられたセカンドライン。ファーストラインは「ジョルジオ・アルマーニ」で、こちらは価格もハイエンド。
一方のエンポリオは、手に取りやすい価格帯×幅広いアイテムで都市生活者のリアルクローズに寄り添います。肩線やラペル、パンツのテーパードなど微調整で“流行に流されすぎないモダンさ”を実現。
胸のイーグルロゴやモノトーン配色は控えめで上品。初めての“きれいめ投資”にも好適で、ビジネスから週末まで守備範囲が広いのが強みです。
中古市場では、状態の良いテーラード/シンプルなレザー/控えめロゴの時計が安定。プレーンで長く使えるモデルほど需要が途切れにくい傾向があります。
ヘブン・バイ・マークジェイコブス(マークジェイコブス)
2020年ローンチの関連ライン。かつての「マーク・バイ・マークジェイコブス」終了後に登場し、90年代サブカル&Y2Kのムードを現代に再構築。
グラフィック主導のTシャツ/スウェット/ミニバッグなど、コーデの主役になる“語れる”アイテムが充実。ポップカルチャーとのコラボレーションも積極的です。
メインより手頃で、“気分でファッションを楽しむ”世代にフィット。SNS映えしやすいビジュアル性も人気を後押しします。
中古市場ではコラボ/限定色が動きやすく、発売直後〜一定期間は特に活発。状態の良いニットや小物は需要の見込みが立てやすいラインです。
まとめ
セカンドラインは、メインの世界観を保ちながら新規層に広げるための戦略。いきなりメインの高級ラインは敷居が高い…という方でも、より手に届きやすい価格で“ブランドの入口”に立てます。
また、メインにはない遊び心やカジュアルさを楽しめるのも魅力。既存ユーザーにとっても選択肢が広がります。
ぜひセカンドラインをきっかけに、ブランドデビューしてみてはいかがでしょうか。
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