ロレックス デイトナ 116523

ロレックス・コスモグラフデイトナ「116523」は、ロレックス初の完全自社製クロノグラフムーブメントが登場した2000年、SS（ステンレス）モデル「116520」と共に、コンビモデルのラインナップとして発表されました。
前モデル「16523」からの変更点としては、SSモデルと同じく、スモールセコンド・インダイヤルの配置転換、インデックスの大型化、ブレスレットの中央パーツ部分が空洞から無垢に変更、そしてバックルには微調整が可能なエクテンションパーツを備え、全体的に視認性・堅牢性の高い造りへと変更されました。搭載ムーブメントは完全自社開発の「Cal.4130」。動力伝達を効率化し、メンテナンス性も大幅に向上したこのムーブメントは、ロレックス悲願の自社製クロノグラフムーブメントであり、その完成度は高く、現行モデルである「116500LN」「116503」などのモデルにも搭載されています。
「116523」のダイヤルバリエーションは、ブラック・ホワイト・シャンパン・グレー・ブラックシェル・ホワイトシェル・イエローシェル、そして2007年ごろからバリエーションに加わったパンダ・ネイビーアラビアがあります。ダイヤ付きの「116523G」や「116523NG」なども合わせると数多くのバリエーションがあり、その数はロレックスのスポーツモデルの中でもトップレベルといえます。特に人気が高い文字盤としてブラック、ブラック8PD、シェルローマ、シェル8PD、パンダ、ネイビーアラビアなどがあります。
このバリエーションの多さも「116523」の魅力の1つであることは間違いありません。
また「116523」は、2次流通において常に定価を上回るプレミア価格が付くSS（ステンレス）モデルと違って、コンビモデルながら定価に対して、比較的安価な価格で手に入るモデルとしても知られています。かといってリセールバリューが悪いわけではなく、人気モデルであることに変わりはないため、買取金額も常に安定した価格で推移しています。
現在では2016年にベゼル、タキメーター表記の書式が変更された「116503」の発表によって、生産終了となった「116523」。
パンダ文字盤、ネイビーアラビア文字盤は現行の「116503」でも廃盤となっているので、今後どのように相場が推移していくのか非常に楽しみです。
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