ロレックス買取 サブマリーナ 14060

サブマリーナ 14060について

ロレックス・サブマリーナノンデイト「14060」は、ロングセラーとなった前モデル「5513」の後継機種として1989年に登場しました。
このモデルから、潜水時にベゼルの逆回転により潜水時間が間違って表示されないように、逆回転防止ベゼルが採用され、風防は前モデル「5513」のプラスチック風防から強度を増したサファイヤクリスタルへと変更されました。防水性能は200mから300mとパワーアップされ、全体的により高度なダイバーズウォッチとして進化を果たしました。
搭載キャリバーは、ノンクロノメーターである「Cal.3000」。この「Cal.3000」は、ノンデイト仕様のムーブメントとしては、当時のロレックスの最先端技術を駆使したムーブメントとしても知られています。
5513に搭載されていた「Cal.1520」の19800振動から、「Cal.3000」では28800振動へと変更され、ハイビート化を果たしました。この「Cal.3000」は、同時期に製造されていたエクスプローラーⅠ「14270」にも搭載されていましたが、「14270」はクロノメーターであるのに対して、「14060」はノンクロノメーター仕様となっています。その理由は定かではありませんが、あくまでノンデイト「14060」が、サブマリーナデイト「16610」の廉価版という位置付けであったことが関係しているのではないでしょうか。それでも決してサブマリーナデイトに比べて劣っていることではなく、初代サブマリーナのディテールを受け継いだ日付表示のないスッキリしたデザイン、そしてダイバーズモデルでありながらもシンプルで無骨な印象は、他のスポーツモデルにはないこのモデルならではの魅力といえます。2000年に後継モデル「14060M」の登場により生産終了となりますが、「14060」と「14060M」は外観上の変化がほぼなく、相場の面では「14060M」が2007年にクロノメーター認定を受けダイヤル表記が4行になり、インナーリングにシリアルが入る「ルーレット刻印」の高年式モデルを除いては、この2つのモデルに大きな価格差はなく、共に安定した価格で取引されています。
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